アメリカ各州で食べられている珍味とは

実は、一様にアメリカと言っても、地域によっては全く異なる食生活をしています。これは、州ごとに異なる歴史を持つ場合や、その地域で収穫出来る食材によって、人々の食べ物が左右されるからです。

アメリカの中でも、他の地域限定の食材を羨ましく思うことがありますが、その現象は必ずしもどの食材にも起こるとは限りません。アメリカ全土には、ほとんどの人が聞いたことも、食べたこともないような食材がまだまだたくさんあります。中には、試して見たいとも思わない食べ物も・・。アメリカの中でも奇妙で、疑問が浮かぶような食べ物を一挙ご紹介しましょう。

アラスカは生で食べるのが好き

Mixed berries and fat
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エスキモーアイスクリームと呼ばれるアクタック (Akutaq)は、ベジタリアンやお肉が嫌いな人(特に生肉)には、決して敵さない食べ物です。アクタックとは、”かき混ぜる”という意味があり、動物の脂身とミックスベリーが全て一緒に混ぜられています。

脂身は、クジラやアザラシの物を使用するのが一般的ですが、動物の脂身なら、なんでも使用可能です。スパイスなどでの味付けは全くされていないので、味見をしたとしても、あなたが感じる事が出来るのは、動物臭い生の脂身とベリー類の味だけです。

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アイダホ州では、チョウザメの卵を

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Caviar manufacturing
OLIVIER MORIN/AFP/Getty Images
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アイダホ州の典型的な食事といえば、揚げ物などのダイナーフードを想像する人がほとんどだと思いますが、実は、アイダホはキャビアの有名な生産地域なのです。

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アメリカのキャビアのほとんどは、アイダホ州の川に生息する巨大なチョウザメの卵からできています。 日本では高級食材のキャビアですが、生の魚の卵に抵抗がある人は、あまり美味しいと思う料理ではないでしょう。 そうそう、1オンス(28g)100ドル以上(一万円以上)で販売されていることをお忘れなく!

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胃の中に脳みそを入れるには?

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Brain on bread
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インディアナ州の脳みそサンドイッチ(Brain Sandwich)は、他の州に比べて、それほど衝撃はないかもしれないですが、エバンズビル周辺の南端周辺では、特に人気のある食べ物です。中でも”The Hilltop Inn”は、この脳みそサンドイッチの有名ショップです。

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これは、豚の脳みそにパン粉をまぶして揚げ、マスタードを加えてパンに挟んだものです。 あまり、想像できないかもしれませんが、人によっては病み付きになる味だそうです。頭が良くなるかも?

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生のロブスターは、好みの別れる選択

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Scooping out the tomalley
Wendy Maeda/The Boston Globe via Getty Images
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日本人なら、多くの食材を生で食べるので、生のロブスターを食べることには、あまり抵抗を感じないかもしれません。しかし、それはいつも新鮮で美味しい部位だけを食べているからだからかもしれません。メイン州では、ロブスターの肝や膵臓のみを好んで食べます。

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アメリカでは、多くの人がこの部分は緑色で薄気味が悪いと、食べない事が多いですが、メイン州の人々は、わざわざここの部分を好んで生のまま食べることで知られています。もしくは、ロブスターロールのトッピングとして使用したり、スープやソースに加えたりして食べることもあるようです。

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フライド・ターキーはちょっとやりすぎ

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Woman at Disneyland
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ターキー(七面鳥)は、アメリカではかなり一般的に食べられるお肉の種類の一つです。私たちも、ディズニーランドに行けば、必ず買ってしまう一品ではないでしょうか?しかし、このターキーを揚げるのは、流石にやりすぎな気がします。もちろん、このお肉大好きな料理が食べられているのは、カルフォルニア州です。

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しかし、やはりターキーレッグは、かたちが魅力的ですね。このお肉にかぶりついている瞬間は、映画にでも出てくる主人公になった気分になります。

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ミネソタ州: ピクルス・ドッグのお家

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Pickle wrapped in meat
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雪が溶けると、ミネソタ州では毎年恒例のピクルス・ドックの季節が始まります。ピクルス・ドックとは、ピクルス入りのホットドックではありません。これは、ザワークラフトにまみれたピクルスが、厚切りのローストビーフに包まれており、サウザンアイランドドレッシングがかかっています。

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ピクルス好きなら、美味しそうに聞こえるかもしれませんが、ピクルスが苦手な人には、全く理解しがたい味でしょう。しかし、肌寒いミネソタでは、最適なスナックになるようです。

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ピクルスのクール・アイド漬けはいかが?

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Different flavored koolickles
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ピクルスとクールエイドの組み合わせは、ミシシッピ州にお任せください。クールエイドとは、ザ・アメリカの着色飲料です。ミシシッピ州では、お好みのこの甘い飲み物にピクルスを浸します。そう、日本で言う漬物のようなイメージです。(だいぶ違う) たとえアメリカ人でも、これを食べたいと思う人は、そんなに多くはありませんが、ミシシッピ州出身じゃなくても、これの虜になる人はいるのです。

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甘いのと塩辛いものの組み合わせは、最高!だから、これだって最高に美味しいよ、と彼らは言うかもしれません。もし、試してみた日本人の方がいれば感想をお聞きしたいものです。

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巨大サイズの齧歯目(げっしもく)はどう?

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Nutria on riverside
Schellhorn/ullstein bild via Getty Images
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ルイジアナ州の人々が目を疑うような動物を食べる話は有名ですが、最も奇妙なのはヌートリア州の人たちの方です。ヌートリアでは、水かきのある大きな齧歯目(げっしもく)であるビーバーを、何時間もポットで煮た後に食べます。

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ほとんどの人は、その特大ビーバーを食べることを好みませんが、どうやらウサギに似た味がするようです。(ウサギをなかなか食べた事がないので想像が難しいかもしれませんが) もし、試す機会が今後ある場合、食べている間は、彼らのあの黄色い大きな歯のことを考えないようにしましょう。

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ジョージア州では、ハム・ホックが有名

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Ham hocks on tray
Sean Gallup/Getty Images
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名前には、様々な意味が込められている事がありますが、ハム・ホックとは、その名前の通り、豚の指の関節を意味しています。ジョージア州では、これをシチューに入れたり、他の料理と一緒に付け合わせで出したりもします。

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多くのハム・ホックファンによると、大人になってから美味しいと感じる味のようで、幼い頃から、食べつけていなければ、なかなかその味の虜になることは難しいのだそうです。

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ニュー・ヘブン・クラム・パイは面白い組み合わせ

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Clams on pizza
Bill O'Leary/The Washington Post via Getty Images
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一般的にピザを作るとなれば、ほとんどの人がベーシックな具材を好むでしょう。ピザ愛好家ともなれば、ちょっとした変わり種を具材にするかもしれませんが、それでもピザを作るいいところは、自分の好きな具材を好きなようにのせることが出来るからです。しかし、アサリののったピザは、どうでしょうか?

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コネチカット州では、アサリののったピザは、ニュー・ヘブン・クラム・パイとして知られています。変わったところは、特になく、アサリがのせられて焼き上げられているピザです。見た目は、あまりいいものではありませんが、味は思ったよりも合うのです。

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レバーマッシュは、その名の通り

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Packaged liver mush
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ノースカロライナ州でよく見られるこの料理は、その名前に「レバー」と「マッシュ」の両方が含まれているので、人によっては食欲をそそらないでしょう。レバーマッシュとは、豚の肝臓と頭の部分で構成されており、コーンミールにのせて焼かれています。一見、お菓子のようにも見えます。

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レンガのような見ためは、個々の個体を切り離す必要があります。その食べ辛さも煩わしさを増します。しかし、レバー好きであれば、この州で生き抜いて行くことが出来るかもしれません。

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ルテフィスクは、独特の香りと質感が特徴

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Lutefisk and other sides
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ルテフィスクは、ノースダコタ州で新たに工夫された伝統的なノルウェー料理です。 白身魚のゼラチン状の部分を、最初に5〜6日間冷水に浸し、水とアルカリ液にさらに2日間浸します。

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その後、さらに5〜6日間冷水に入れ、調理して食べることができます。 この料理で使われる代表的な魚は、スカンジナビアでも、多くの人に煙たがられる非常に刺激的な臭いで知られています。

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羊のフライは、勘違いしやすい

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Lamb fries and sides
Wikipedia Commons
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一般に、アメリカで人々が”子羊のフライ”と耳にすると、誰もが調理された子羊のスライスをトッピングしたフレンチフライを思い浮かべます。 ただ、ケンタッキー州では、そうではありません。その名の通りに、羊の部位を茹でて、半分に切り、熱々の油で揚げています。

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「ラムフライドポテト」を味わうのに、どんな物をディップするかはあなた次第です。日本では、なかなか食べる機会はないと思うので、アメリカに訪れた際に試してみてもいいかもしれませんね。

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”U Street Taco”は、怠惰な食事の代名詞

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Pizza wrapping chili
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U Street Tacoは、ワシントンD.C.で最高の怠惰飯の1つと見なされています。その組み合わせは、かなりの物で、まさに高カロリーの塊です。

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典型的なその料理の中身は、唐辛子入りのホットドックが、ピザのジャンボスライスに包まれている物です。どこのストアで頼むかによって、その内容は変わったり、自分でカスタマイズすることも可能です。

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最初にアメリカ・ミルガイを食べたのは誰?

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Geoducks in a water bath
Andia/Universal Images Group via Getty Images
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アメリカ・ミルガイは、カナダ西部と米国北西部の沿岸水域に生息する食用の大きな海水ハマグリです。 これは、世界最大で最長のハマグリであり、海洋物の一つです、これまでに記録された最古のアメリカ・ミルガイは、168歳と言われています。

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この巨大なハマグリは、ワシントン州で特に人気がありますが、その理由は明らかにされていません。しかしながら、このミルガイを最初に食べて見ようとしたのは誰なのでしょうか?

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バーモントーズは、ソースに最適

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Woman with cow's milk
Spencer Platt/Getty Images
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食べ物のルーツを知りたいと思うことは何の問題もありませんが、その原材料を直接口にするよりも加工する方が良い場合があります。 どうやら、バーモント州の地元の人達は、低温殺菌せずに、牛の乳房から直接牛乳を飲むことを好んで行なっているようです。

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これは、すぐさま命を犯すような最悪の事態ではないかもしれませんが、牛乳を一口飲むごとにかなり深刻なリスクを冒していると言えるでしょう。 チーズも、彼らは大好物のようです!

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チターリングには、独自のお祭りがある

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Plate of chitterlings
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ホットドッグを食べたことがある人なら、少なくとも動物の腸を口にしています。 実物を想像するとあまりいい気持ちはしないかもしれませんが、実際には、それがかなりおいしいことも知っています。 しかし、サウスカロライナ州では、チターリングと言う、豚の腸からなる人気料理があります。これは、揚げ物または煮物にして食べますが、いずれも、中に何かが詰められていることはありません。

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この料理は非常に人気があり、毎年チトリンストラットと呼ばれる恒例のお祭りも開催されるほどです。ホルモンが大好きな日本人なら参加してみる価値ありですね!

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Jell-O は、どこにもいってない

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Chef unveils Jell-O salad
JONATHAN NACKSTRAND/AFP/Getty Images
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日本でも輸入雑貨店などで見かけるJell-O(着色料のついたゼリー)。しかし、その人気は近年大幅に低下しています。しかし、ユタ州、特にソルトレイクシティでは、その人気はまだ消え去っていないようです。 Jell-Oサラダは、モルモン教徒が教会の集まりに、必ず持ち込む一般的な料理の一つです。

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写真を見る限り、1つか2ピースで十分かもしれませんが、フルーツ、野菜、またはその両方が中に入っているJell-Oサラダを教会の集まりで目にするのは、決して珍しいことではありません。 1950年代の持ち寄りパーティーでは、どうだったでしょう。そう、あなたの想像通り、あちらこちらにカラフルなゼリーサラダが、用意されていました。

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音楽界のキングによって生み出された人気サンドイッチ

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Fat Elvis sandwich
Keith Beaty/Toronto Star via Getty Images
Keith Beaty/Toronto Star via Getty Images
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エルビス・プレスリーは、音楽の歴史の流れを変え、ロックン・ロールの王様として知られているかもしれませんが、テネシー州で人気のサンドイッチを生み出したとして、知られていることもご存知でしょうか?

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ファット・エルビスとう呼ばれるサンドイッチは、揚げパン、ピーナッツバター、バナナ、ジャム、ベーコンで構成されており、彼がキャリアの終わりに、どのように体重を増やしたかを、このサンドイッチが物語っています。このサンドイッチは、エルビスに敬意を払うファンだけではなく、テネシー州の大人気サンドイッチになっています。

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オクラホマ州は、ガラガラヘビがお好き

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Chef carving up rattlesnake
Lawrence Lucier/FilmMagic
Lawrence Lucier/FilmMagic
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一部の人がガラガラヘビを食べることは、知っているかもしれませんが、そのガラガラヘビを揚げたり、お祭りが開かれるまでの物好きが集まる場所は、ほとんどありません。 オクラホマ州は、その場所の1つで、アパッチガラガラヘビフェスティバルや、ガラガラヘビ狩りなど、ガラガラヘビ好きにはたまらないイベントが盛りだくさん行われます。

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ニューヨーク・タイムズ誌で、その蛇を食べた人達を取材すると、どうやら鶏肉と味が似ているとのことですが、どうもその見た目が食べる気を起こさせるのに、時間を必要とさせます。ただし、危険ですので、決して自分だけで狩ったりしようとしないでください。