あなたはいくつ覚えてる?懐かしいけれど、現在は必要なくなってしまったもの達とは

たまにおばあちゃん家や古い家に行くと、何のために使われていたのか、どうやって使うのかわからないものや、機能を見つけることがあるだろう。こういったものは、昔、ある目的のために作られていたのだが、冷蔵庫や電気、インターネットといったものの普及に伴い、その存在は世間から忘れ去られていった。

どでかい音楽機能に、パソコンのデータを保存していたアレ!中には、それらを懐かしく感じる人もいるかもしれない。この記事では、今となっては時代遅れとなった古式ゆかしい家の機能や、もの達についてご紹介しよう。現代にも、こうした機能を新たに何かに使えやしないだろうか?

タウンページ?グーグルのこと?

phone book
William Gottlieb/CORBIS/Corbis via Getty Images
William Gottlieb/CORBIS/Corbis via Getty Images

そんなウソに誰が引っかかるだろう?あなたや家族の誰かが今も、何百ページもめくりながら、水漏れを修理してくれる配管工の電話番号を探しているなら、それは過去にとらわれているに違いない。

しかし、タウンページがまったく役に立たないというわけではない。まだ家に分厚いタウンページがあるのなら、手が届かない上の方にあるものを取るときなどに、踏み台として使うこともできる。車の運転席に置いて、その上に座ることで、高さを出すことも可能だ。

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未だにフロッピーディスクを持っているのはなぜ?

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floppies
Becker & Bredel/ullstein bild via Getty Images
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あなたが2000年以降に生まれているのなら、この記事は、何の話をしているのか全くわからないだろう。あなたは、今も家にフロッピーディスクがあるだろうか?

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かつての私たちは、何かデータを保存するのにこのフロッピーデスクを用いた。無くしてしまったり、踏んづけて壊してしまったりなんかしたら、一大事だった。しかし、何という便利な世の中に何たのだろう。もう、そんな心配などしなくていい。

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スマートフォンを使えばいいこと

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kodak
Smith Collection/Gado/Getty Images
Smith Collection/Gado/Getty Images
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流行に敏感な人だけが、これは時代遅れではないというかもしれない。ネガを現像するというのは、いかにも時代遅れだと感じるだろう。今や時代は、スマートフォンを使うことで、2010年に購入可能だった最高のカメラの品質よりも、良い質の写真を撮ることができる。

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趣味や職業としてカメラマンをしていない限り、誰がネガを現像したりするのだろう。今やお店でもネガを現像しなくなっていることにお気づきだろうか。しかし、現在は日本でも再びポラロイドカメラの「チェキ」が流行ったりと、また時代が来るかもしれない。

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フリスビーのように投げてみよう

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cds up close
AMI VITALE
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さて、お次は少し悲しくもある事実だ。音楽配信サービスのおかげで、ヘッドホンとスマートデバイス以外には何も要らず、CDも過去のものとなってきている。

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しかし、VHSカセットを見つけるのはもはや難しいが、CDは未だにどの電気屋さんでも購入できるのも事実だ。懐かしさのために、カーステレオなどでCDを使う人もいるが、CDが絶対的に必要な人はもはやいないだろう。

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写真アルバム、使う?

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zoom in of photo album
Brooks Kraft LLC/Sygma via Getty Images
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免責事項: 既に、昔の思い出の写真がたくさん入ったアルバムをお持ちの場合には、それを保管してください。但し、新たにアルバムを購入する必要はありません。

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今や貴重な写真を保管するためのデジタルフォトアルバムが存在する。また、昔の写真アルバムの写真だって、近くのお店にに持ち込めば、すべての写真をスキャンしてデジタル化してくれる。便利なものだ。

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牛乳瓶用の木箱、まだある?

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milk
Dave Thompson/PA Images via Getty Images
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1955年の頃とは異なり、もはや牛乳瓶用の木箱は必要ない。牛乳配達員が牛乳を配達していた時代は終わった。1950~1960年代には、牛乳を配達してもらう家庭が多かったものの、今や、牛乳配達員を探すよりも、幽霊でも探した方が見つかる可能性が高いのではないだろうか。

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家に余計なものがあるとごちゃごちゃしてしまう。もし、未だに牛乳瓶用の木箱が家にあるのなら、他のものを入れるのにDIYすることをおすすめする。

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ホームアンテナ?なんだそれ?

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ronald reagan
Richard C. Miller/Donaldson Collection/Getty Images
Richard C. Miller/Donaldson Collection/Getty Images
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一般的にアンテナは、強い信号を受信するために使われる。そして、たいてい家には、テレビの電波を受信するためのアンテナが屋根に設置されていることがあったのだ。しかし、アンテナが必要だった時代も終わってしまったのだ。

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たとえ、この写真のような大きいアンテナでなくとも、その一部が屋根についている場合が今でも時々ある。もし、できることであれば、屋根に上がって、取っ払ってしまおう。金属のガラクタがついているせいで、家が時代遅れに見えるのは、誰だって嫌だろう。

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ファックス機、最後に使ったのはいつ?

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fax machine
Contributor/Getty Images
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さて、こちらは一目瞭然だろう。インターネットが役立つ強力なツールとなった今、ファックス機の必要性は随分と前になくなってしまった。しかし、いまだに重要な書類などの記載事項には、FAXの番号が書く欄があるのも否めない。

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企業の中には、事務所にファックス機を備え付けているところもあるようだが、実際に使っているのを見たことはないだろう。このFAXや固定電話もそのうち、どんどんなくなってしまうのだろう。

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古い携帯電話を換金

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flipper
Koichi Kamoshida/Getty Images
Koichi Kamoshida/Getty Images
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ちょっとお聞きするが、iPhoneやアンドロイドをお持ちだろうか?意外にも、お持ちではないという答えだったとしても、お持ちの折り畳み式携帯電話を処分することをお勧めする。古い折り畳み式の携帯電話は、換金できるところもあるというのだ。

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失礼なことを言うつもりはないのだが、こうした古い折り畳み式携帯電話は、もはや使いづらいだけなのだ。実際、折り畳み式携帯電話は、地域によっては「プリペイド携帯電話」と見なされている。子供のおもちゃには役立つかもしれない。

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これが再び必要になることは、ほぼない

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close up of a beeper
Michael Williamson/The The Washington Post via Getty Images
Michael Williamson/The The Washington Post via Getty Images
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1990年代~2000年代にかけて、日本でもポケベルが大流行した。会社や友人などがあなたに連絡をとりたい場合は、ポケベルで呼び出したものだ。これは、今でいうショート・メッセージ・サービス(SMS)の簡易版ともいえるだろう。

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しかし今や、携帯電話のメールや、LINE、Facebook、Instagramでメッセージを送ることができるので、もう誰もポケベルを使う必要などなくなったのだ。10年前から引き出しに眠っているポケベルを、次に目にしたときは、他の人に自慢できるかもしれない。

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壁に備え付けられた電話置き

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An antique phone niche sits on a yellow wall.
Pinterest/Angela Martin
Pinterest/Angela Martin
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かつて、各家庭に固定電話があったことを覚えているだろうか。ダイヤル式電話は大きくかさばるため、壁に電話置き場を作った建築家もいた。これらの電話にはコードがついているため、電話を使って話すときには、電話のそばに立ちっぱなしだった。従って、この電話置き場は廊下やキッチン、寝室に備え付けられることが多かった。

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多くの家には、未だに壁に電話置き場が備え付けられている。固定電話をお持ちであれば、設計者の意図通り、そこに設置してもいいだろう。この電話置き場に、郵便物を置いたり、観葉植物などを置いたりする人もいる。

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携帯用ラジオはもはや必要ない

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young boy
H. Armstrong Roberts/ClassicStock/Getty Images
H. Armstrong Roberts/ClassicStock/Getty Images
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もし、未だに携帯用ラジオが家にあるのなら、一旦手を止めて、近くにあるゴミ箱に入れてしまうか、オークションに出してしまおう。だって、もはや必要ないのだから。

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どこにいても音楽が聴けるという理由で必要なのであれば、携帯電話を使うといい。スピーカーもそのためについている。お好きなラジオが聴けるアプリさえある。

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ボタン式の照明スイッチ

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Old-fashioned button light switches hang on a wall.
Reddit/u/NoFairYouCheated
Pinterest/Stacey and Do'oh!-I-Y
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19世紀には、ボタン式の照明スイッチが一般的だった。現在一般的となっているトグル式の照明スイッチは、1917年になって発明されたものだ。ボタン式のスイッチは、しばしば引っかかったりして、押したまま元に戻らないといったこともあったため、今ではトグル式のスイッチが大半を占めている。家の照明にボタン式のスイッチがついていれば、古いということが一目で分かる。

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100年以上も前に使われており、今では時代遅れとなっているものの、現在でも照明スイッチをボタン式にしたい人もいる。そこで、設計者は現代の安全基準を満たすボタン式スイッチを設置していることもある。そうすれば、ボタン式に変えたい場合にも設置することができる。

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地下室にポツンと置かれたトイレ

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A Pittsburgh potty sits in the middle of a basement.
Reddit/u/bunnygirlbeans
Reddit/u/bunnygirlbeans
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第二次世界大戦の頃に作られた家には、地下室にポツンとトイレが置かれたものもある。ペンシルベニア州のピッツバーグで普及したことから「ピッツバーグ式トイレ」とも呼ばれたが、アメリカ中のあちこちで見られた。ある一説には、作業員らが家の中に汚れを持ち込まないように、地下室のトイレを使っていたというものがある。しかし、建築家のウィリアム・マーティンによると、これらのトイレは使用を目的としたものではないという。

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マーティンは、このトイレは汚水の逆流などを防ぐために使われたと言う。もし下水管が詰まった場合、浴槽や居住スペースにあるトイレから下水が逆流する恐れがある。それを防ぐため、地下室にトイレを設け、居住スペースの方に逆流しないようにしたということだ。

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洗濯物シュートは今日でも使われている

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A laundry chute in the second-floor bathroom leads to the laundry room on the first floor.
Reddit/u/Daffen98
Pinterest/Jon Izbicki
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2階建て以上の家には、廊下と洗濯室を繋ぐ小さなドアが備え付けられていることがある。この洗濯物シュートは、洗濯物を抱えて階段を昇り降りしなくてもいいように設計されたものだ。単純に、2階から洗濯物をシュートに投げ入れるだけでいい。これはとても便利な機能であるため、現代の家にも設置する人もいるくらいだ。

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誰がこの洗濯物シュートを思いついたのか、それがいつだったのかについては分かっていない。しかし、ある新聞記事には、この洗濯物のシュートは、1890年代頃までさかのぼることができると記載されている。家にシュートがあれば、洗濯は随分と楽になることだろう。

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地下室に繋がる小さなドア

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An open coal door leads to a stone basement.
Reddit/u/eyejayvd
Reddit/u/eyejayvd
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今日の家の多くは、天然ガスを使用していないが、1940年代にはガスを使うしかなかった。石炭の配達員は各家庭を周り、この小さな鉄のドアから石炭を落とすことによって配達していた。このドアに入れた石炭は、地下室へと落ちていく仕組みになっていた。地下室に配達された石炭をかまどにくべることで、動力を得ていたのだ。

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1930年代半ばには、重油バーナーが石炭よりも安全で、かつ、動力としてもヒーターとしても信頼できるということで一気に普及が進んだ。現在では、こうした石炭用シュートはシーリング材で閉じてある。しかしながら、古い家の中には、未だに地下室にこうした小さなドアがついている。

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2つ目の階段と隠し部屋

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In a nineteenth-century Victorian home, a secret stairway provides access to servants.
Reddit
Reddit
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古くて大きい家には、2つ目の階段と、地下室や天井裏に小さな部屋がある場合がある。これは使用人の部屋として知られている。17~18世紀には、使用人は仕える主人の家に住み込みで働いていた。使用人の部屋は、主人の目につかず、気にならない場所に設けられている。

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巨大な屋敷においては、こうした部屋には、ダイニングルームやキッチンなどへ通じる入り組んだ通路などが設けられていることもある。20世紀に入ると、使用人の部屋はらせん階段の先にあったり、他と比べて小さな部屋として設けられた。

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家の壁の中にミツバチの巣箱

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Professionals safely remove bees from a home wall in Ogden, Utah.
YouTube/Scott Willis
YouTube/Scott Willis
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古い家を改修したときに、壁と壁の中にミツバチの巣箱を偶然見つけたという人もいるかもしれない。壁に内蔵された巣箱は、家の持ち主が欲しいときにいつでもハチミツをとれるようにと備え付けられたものだ。ミツバチは主な居住スペースを飛びまわることなく、配管を通ることで壁の裏側の巣へ行くことができる。今日、これは「壁養蜂」と呼ばれている。

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壁を使った養蜂は、少なくとも西暦60年までさかのぼることができる。家の所有者は、野生のハチの巣を壁に移動させるか、もしくはミツバチに壁に作った巣を見つけさせることによって養蜂を行った。壁の中に設置されている巣箱は冬でも温かく、夏には日陰になることから、ハチが増え、養蜂もうまくいったようだ。

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薬品戸棚に謎の投入口

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A small slit for razor blades is in the back wall of a medicine cabinet.
Pinterest/Katherin Sp
Pinterest/Katherin Sp
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古い家の薬品戸棚には、コイン投入口かのような小さな切込みが入ったものがある。これはカミソリを入れるために開けられた穴だ。カミソリの使用後に、この細長い投入口に使用済みのカミソリの刃を入れる。入れた刃はどこに行くのかって?実際には、使用済みのカミソリ刃は壁の中に入ったままだ。

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薬品戸棚を取り外してみれば、これまでに捨てられたカミソリ刃が見つかることだろう。古い薬品戸棚をやり替えるときには覚えておきたい事実だ。うっかりと数十年も前の使用済みカミソリで手を切ってしまえば、感染症にかかる恐れもある。

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玄関ドアの上に窓があるのはなぜ?

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A porch door has transom windows above it.
Twitter/@ConnorWinDoor
Twitter/@VanDykesOnline
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玄関ドアのドア枠の上に、どうして窓があるのだろうかと不思議に思ったことはないだろうか。これらは採光窓で、横並びに窓を備え付けて光を取り込もうとしているのだ。電気が普及する前には、玄関に光を取り込むために、こうした採光窓が採用されていた。

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採光窓は現在でも人気だ。新しいデザインと異なり、昔ながらの採光窓は、家の換気ができるように開けることもできる。今やエアコンが各家庭にあるため、現在の採光窓が開くことはない。もし家の採光窓が開けられるのであれば、それは前世紀からの遺物だと言える。

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牛乳用ドア:戸棚につけられた小さな箱

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Person opens a tiny iron milk door under the cabinets.
Reddit/u/d416
Reddit/u/d416
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もし家に小さな戸棚があって、その内側と外側の両サイドに扉がついている場合、もしかしたら、それは牛乳用ドアかもしれない。または、牛乳用シュートとも呼ばれていたこの扉は、牛乳配達員が毎日牛乳を配達するために作られたものだ。アイスボックスのように、牛乳用ドアがあれば、家の外に出ることなく、牛乳を受け取ることができる。

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牛乳配達員は、たいていの場合、毎朝早く配達する。そのため、家族は朝ごはんと共に牛乳を飲むことができた。時には、牛乳配達員は卵やチーズ、バターやその他の飲み物などを配達することもあった。アメリカでは、未だに牛乳を配達してもらっている家庭がある。

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固定式キャビネットはアイスボックス

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An antique wooden ice box is open.
Twitter/@charmainesVic
Twitter/@charmainesVic
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特に使用用途がよくわからない、小さなドアがついた固定式のキャビネットが家にないだろうか?これは氷を使った冷蔵庫の役割を果たしており、「冷却クローゼット」または「アイスボックス」とも呼ばれていた。アイスボックスは、電気を使用した冷蔵庫が発明される前に、氷を入れて使っていた20世紀の道具だ。氷を配達する人は、外からこのキャビネットに氷を入れることができるため、家の中に入る必要はなかった。

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可搬式冷蔵庫に内蔵されたアイスボックスもあれば、キャビネットに内蔵されたものもあった。20世紀半ばには、設計者は氷が溶けて出た水を排水できるようなシステムを加えた。だが、その後、機械式の冷蔵庫が普及すると、アイスボックスは不要となっていったのだ。

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家の給仕用エレベーター

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A member of staff removes a tray of freshly cooked pies from the dumbwaiter
Oli Scarff/Getty Images
Oli Scarff/Getty Images
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給仕用エレベーターとは、異なる階に物を運ぶために設置されている小さな貨物用エレベーターだ。給仕用エレベーターには、スライドドアがついており、キッチンに繋がっている。1840年代には、リビングルームや寝室に食べ物を運ぶために、この給仕用エレベーターが使用されていた。

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今日でも、こうした給仕用エレベーターを使っている建物もある。病院や、老人ホーム、そしてレストランなどだ。古い家に設置された給仕用エレベーターとは異なり、現代のものにはモニターや自動制御システムなどが備わっている。

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家の入り口近くに設置された小さいコレ、実は靴の泥を落とすためのもの

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A metal boot scraper sits on the stairs of an Edinburgh home.
Reddit/u/BlaseJong
Reddit/u/BlaseJong
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家の玄関ドア近くに、小さな鉄製の飾りが上に突き出た形で設置されていることがある。これは実は、靴についた泥などを落とすためのもので、17世紀の大都市などでよく見られていた。玄関前でこれを使って靴についた泥を落としてから、家に入っていた。だが、現在では、よくつま先をぶつけてしまうだけのものになっている。

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フランス語で「デクロトワール」と呼ばれていたが、様々な形や大きさがある。多くは華やかならせん状の飾りなどがついているが、動物の形をしたものもある。たいていの場合、2つのデクロトワールがドアに隣接する通路の端に設置されていた。もしかしたら、外がぬかるんでいるときなどに、古いデクロトワールを見つけることができるかもしれない。

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壁や天井にわたされた額長押(がくなげし)

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Photos hang from white picture rails against a red wall.
Pinterest/Susan Benson
Pinterest/Susan Benson
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家の壁の天井近くに水平材がわたしてあれば、それは写真や絵を飾るための額長押(がくなげし)だ。1840年代、建築家は写真や絵を飾るために額長押を設置した。こうすることで、絵や写真を吊るしても壁が傷まない。額長押には、可動式のフックが付いていることが多い。

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1940年代になると、額長押は時代遅れとなり、あまり見られなくなった。しかし、壁に釘などで穴を開けたくない場合には、額長押を自身で取り付けることもできる。額長押の多くは、およそ3.8~5cmの太さの木で作られ、部屋のアクセントを付ける意味で、色を塗ったものもある。

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天井の銅線と銅管

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Knob and wire tubing lines a wooden ceiling in the basement.
Twitter/@matthew_d_green
Twitter/@matthew_d_green
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天井や壁にケーブルがわたされている家もある。これは碍子(がいし)引き配線と呼ばれ、1880年代~1940年代の初めころまでに一般的に行われていた電気配線だ。碍管(がいかん)の中に銅線を通し、絶縁するため碍子ノブを使って固定していた。

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碍子引き配線は絶縁の面からも安全ではあったものの、現代の電力ケーブルなどと比べると設置コストが高くかかった。現在では、特別な場合を除いて、アメリカでは碍子引き配線は禁止されている。運が良ければ、未だに碍子引き配線が行われたままの建物に遭遇することもあるかもしれない。

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キッチンに設置された…机?

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A cream and green oak Hoosier desk sits in a kitchen.
Pinterest/Linda Shaw
Twitter/@AKashtai
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キッチンに取り付けられた小さな作業台、つまりキッチンデスクのことをご存知の方もいることだろう。たいていの場合、キッチンデスクは、自立型の食器棚で、作業台の機能を兼ね備えたフージャーキャビネットの一部だった。19世紀の初めには、キッチンには備え付けのキャビネットがなかったため、こうしたフージャーデスクを使っていた。

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フージャーキャビネット(フージャー食器棚とも呼ばれる)が人気となったのは1890年代のことだ。しかしながら、1920年代に新しく建てられた家には、現在の家のように、キャビネットが壁に設置され始める。中には、昔ながらのフージャーキャビネットを真似て、壁に吊下げ式のキャビネットとキッチンデスクを置くなどした家もあった。

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壁内蔵型ベッドとも呼ばれた収納式ベッド

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Woman lowers a murphy bed.
YouTube/Murphy Beds San Diego
YouTube/Murphy Beds San Diego
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収納式ベッドは、壁に直立に立てかけて収納できるマットレスだ。壁内蔵型ベッドとも、引き出し式ベッドとも呼ばれるが、たいていクローゼットやキャビネットの一部になっている。80年代や90年代のホームコメディで、収納式ベッドを目にしたことのある人も多いだろうが、1900年代の無声映画で人気となった(当時は異なる呼び方をされていた)。

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たいていの家には、収納式ベッドはもはや備え付けられていない。こうしたベッドは収納することでスペースを確保できるものの、90年~2000年代に人気は衰えていった。ところが2010年代に入って、再び流行の兆しを見せている。

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床の真ん中にあるボタン

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A button on the floor in a 1910 home.
Houzz/lalala
Houzz/lalala
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一見、何気なく壁や床にボタンが設置されている家もある。これは19世紀の後半に普及した、使用人呼び出しボタンだ。「執事ボタン」とも呼ばれるこのボタンは、使用人に部屋に来るようにと合図するボタンだ。

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この使用人呼び出しボタンだが、床中のあちこちに設置されている家もある。というのも、建築家は、家の所有者が使うテーブルのサイズなどをあらかじめ予測することができないが、床に設置しておけば、主人が確実に使用することができるだろうと考えたからだ。現在、使用人呼び出しボタンの多くは、上から塗装を施されているか、または絨毯などで隠されている。

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離れの小屋はサマーキッチン

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A historical stone summer kitchen stands with iron bars.
Twitter/@NNVHS
Twitter/@NNVHS
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ニューイングランド地方のだだっ広い土地がある地域では、母屋と隣接していない小屋が設けられている場合がある。小屋とは言えども、大きな暖炉や石釜などがきちんと完備されている。これはサマーキッチンと呼ばれ、ここで使用人や奴隷は、敷地内にいる人みんなの食事を作ることができる。

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19世紀に人気を博したサマーキッチンだが、これは母屋の温度を上げずに涼しく保つために設計されたものだ。すべての調理が離れの小屋にある石釜や暖炉で行われるため、主人やその家族が過ごす母屋の温度が上がらずに済む。使用人や奴隷用の寝室があるサマーキッチンもあったようだ。

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外壁に沿って設置されたクローゼットが常に冷たい理由

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Antique cold closet is built into a modern kitchen.
Pinterest/Gabby Sue
Pinterest/Gabby Sue
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古い家に、常に温度が低く保たれているクローゼットがある場合、それには正当な理由がある。「コールド・クローゼット」、そう、これが正式な名前だが、野菜や果物を保管するために設計されたものだ。アイスボックス同様、コールド・クローゼットは、冷蔵庫が普及する前に家に備え付けられていた。

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コールド・クローゼットは冷凍庫のような機能はないが、野菜やチーズ、精肉などを新鮮に保つことができた。特に収穫期においては、香草や野菜などが傷まないようにコールド・クローゼットに保管しておいた。家にコールド・クローゼットがあれば、冷蔵庫がいっぱいのときなどに、今でも活用できることだろう。

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電話線の差込口とは?

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cord
Light Yagami/Pinterest
Light Yagami/Pinterest
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日々、固定電話用の電話線差込口が必要な家は少なくなっている。理由の1つには、携帯電話の利用が増えたために、固定電話を持つ人が少なくなっていることにある。もう1つの理由には、インターネット・サービス・プロバイダーのみが利用しているということだ。

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テクノロジー企業が次々とWi-Fiデバイスを販売し始めたこともあいまって、固定電話用回線は益々その必要性を失っている。おそらく、やがて、固定電話用回線など、まったく必要のない世界になるだろう。

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冒険家ではない場合…

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America map
Contributor/Getty Images
Contributor/Getty Images
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テレビ番組「ドーラと一緒に大冒険」のドーラのような冒険家でない限り、壁に貼ってある場合を除いて、家中にある紙でできた地図を捨ててしまおう。

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壁に貼ってある地図以外の、引き出しやクローゼットなどに入ってヨレヨレになってしまっている地図は捨てよう。なぜなら、インターネットや携帯電話だけでなく、すぐに繋がる友人が、どこへ行くにも困ったときには助けてくれるからだ。

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ストリーミングって知ってる?

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vcr movies
contributor/Getty Images
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もし時代とともに無くなっていく言葉があるとすれば、間違いなくVCRもその1つだ。ストリーミングサービスのおかげで、今やまったく不要のものだ。そのうち、DVDだって無くなってしまうだろう。

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かつては、好きな映画を見るのにVCRをよく利用していたものだが、それは随分と昔のことだ。終わりのないノスタルジアに浸りたい場合を除いて、昔の機器をできるだけ高い値段で売ってしまった方が良いだろう。

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携帯で用は済むはず…

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clock
Robert Alexander/Getty Images
Robert Alexander/Getty Images
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まったく時代遅れの目覚まし時計を未だに持っている人を批判したいわけではない。スマートフォンを使えば、いつでも音声制御システムで目覚ましを設定することができるなんて、誰も気にしない。

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しかし、こうした昔ながらの目覚まし時計も、眠りの深い人には重宝することだろう。部屋の反対側に置けば、目覚ましがなったときに、アラームを止めるために実際に起き上がらなければならない。でも、本当、目覚まし時計は要らないのではないだろうか。

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計算は楽に

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a lot of calculators
Matt Cardy/Getty Images
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難しい計算などで利用するための電卓が、男性に欠かせなかった時代もあった。たとえば23X72などの計算も、電卓のようなツールさえあれば、簡単だ。電卓は生活を便利にしてくれた。

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さて、今や技術は、こうした計算をもっと簡単にしてくれている。流通している携帯電話のほとんどに計算機能がついている。滅多にないことだが、計算機能がついていないのであれば、アプリストアからダウンロードしよう。電池を入れて使用する電卓は、もう捨ててしまってもいい頃だろう。

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意味を探すときには…

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zoomed in
NICHOLAS KAMM/AFP via Getty Images
NICHOLAS KAMM/AFP via Getty Images
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言葉の意味が分からない場合でも、もはや辞書を手に取る必要はない。家でも、辞書をすぐ手元に置いておいたならば、昔は役立ったことだろうが、そういった時代は終わった。

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ここでご紹介したその他の過去の遺物同様、こうした問題も今や携帯電話で解決できる。辞書アプリをダウンロードすれば、じゃーん、たとえば「オノマトペ」がどんな意味なのかすぐ分かるし、パラパラと何ページもめくりながら探す必要もない。

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手動の缶切りは、もはや昔のもの

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manual can openers
John Patrick O'Gready/Fairfax Media via Getty Images
John Patrick O'Gready/Fairfax Media via Getty Images
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未だに手動の缶切りを使っているのなら、未来を恐れているとしか思えない。手動の缶切りは、すっかり時代遅れとなってしまっているばかりか、電動の缶切りさえも、まもなく廃れていくだろう。

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最近の缶詰には、イージーオープン蓋がついているため、こうした器具を使わなくても開けられる。そのうち、缶はすべてこうしたイージーオープンになるか、または何か新たに発明されたとして、いずれにせよ、缶切りは過去の遺物になることは間違いないだろう。

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小さな黒い冊子は処分しよう

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little black book
Chicago History Museum/Getty Images
Chicago History Museum/Getty Images
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携帯電話のおかげで、この記事でご紹介する様々なものが必要なくなっている。そして、もはや必要のなくなってしまったものが、この小さな黒い冊子だ。

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もしかすると、この黒い冊子に、昔の友人の電話番号を書き留めているかもしれない。だが、おそらく、昔の友人らは電話番号を変えてしまっているだろう。しかも、数え切れないほどの携帯電話番号や住所を、ボタン1つで保存してくれる携帯電話があるのだから、明らかに、これは必要ないだろう。

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これ、持っている人、いる?

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wall clocks on the wall
ALEXANDER KLEIN/AFP/GettyImages
ALEXANDER KLEIN/AFP/GettyImages
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壁時計を持っていても許される唯一のケースは、インテリアデザイナーが部屋にレトロな雰囲気を出すために意図的に設計している場合だ。それ以外は、壁のスペースを確保するためにも、処分してしまおう。

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最近、文字通り、スマートホームに何時か聞けば、時間を教えてくれる。言葉を発したくないのであれば、ポケットに手を突っ込んで、携帯電話を取り出そう。